私の「想い出の一曲」 誇り高き男

真っ黒いレコードの中央に「誇り高き男」と金か白の文字で書いてありました。

父が沢山持っていたSP盤の一枚です。東京で写真会社の営業マンをしていたとは言え、物心ついた頃は、疎開先、岡山の田舎の“立派な鋳物工場のオヤジ”という父の姿からは余り想像の出来ないハイカラな(笑)種類のレコードでした。もっとも数枚組の交響曲も結構ありましたので、その一連とも言えるのですが。ともあれ「The Proud Ones:誇り高き男」をSPレコードで聴いたのは多分、中学生の頃だったと思います。

♪ドコドコドンドコ・ドコドコドン♪というドラムの軽快なリズムが刻まれ、口笛(だと当時は思っていた)がメロディを奏で始めます。途中、何とも言えない4連符がコブシのように聞こえて、すっかり虜になりました。

レコードには「スリー・サンズ」と演奏者の名前が書いてあるのですが、ウィキペディアがある訳でもなし、何者か知らずに、そのまま名前を覚えました。そのウィキを調べると、1956年のアメリカ、シネスコープ西部劇映画のテーマ曲、ビクターから発売されたレコードは50万枚の大ヒットだったとのこと、50万分の一枚が我が家にあった、という訳です。映画を観た記憶はないのですが、例によって、保安官だの酒場だの、新しく完成した鉄道だの、西部劇映画の定番が出てくる一巻のようでした。

思いだしたら口笛で「誇り高き」を吹いていたのですが、多分ラジオで聴いたのでしょうね、雪村いづみの歌を知る事になります。「誇り高き 男ならば、、」という所までは覚えているのですが後はオボロでした。今回、改めてウィキをチェックすると、「誇り高き男、シルバー」と主人公の名前が歌詞になっているのでした。「ならば~・・・」「シルバー~・・」似てなくもないか。口笛だと思っていたメロディはスリー・サンズの「オルガン、ギター(多分、スティルギター)」の演奏でした。

後々、「S盤アワーの歴史」というLP4枚組のアルバムを入手、私の好きな「いとしのシンディー(エディ・フィッシャー)」、「タミー(エームス・ブラザース)」などとともに「誇り高き男」も入っています。

ぼつぼつ梅雨の季節、家にこもってレコード鑑賞会でもやりますか。

関西テレビ 出野

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